ローガン。さようなら。
ローガンを初めて観たのは、2000年の「X-MEN」
若々しくて、雄々しくて。並外れたパワーを
持ちながらそれをどうしたらよいのかわからずに
いたところをチャールズ・エグゼビアこと
プロフェッサーXに拾われた。
それから色々なシリーズが作られたが
老いを感じることはなかった。
だってそれが映画という物だからだ。
フィクション、しかもヒーロー物。
そうそうしかもローガンは治癒力もあって不老不死の筈だから。
それなのにどうだろう「ローガン」は。
観ていて1分も楽しいと思えなかった。
年を取ったローガンは痛々しく、恵まれし子らの学園では
威厳のあったチャールズは認知症が始まったかのような
弱々しさだったからだ。
こんな映画があるだろうか?
スピンオフを作られる位の人気者にこの仕打ち。
映画はフィクションなのに痛々しい現実を観るようで。
でも希望はあった。ローラだ。9歳の彼女はローガンの遺伝子を
受け継いだ子。あの子がいたから。
ローガン、ありがとう。