ネタバレ注意「沈黙 -サイレンス-」を鑑賞。上映後に拍手が!
遠藤周作の「沈黙」は未読。でも観たい理由。
マーティン・スコセッシ監督作品で観ているのは、
「ギャング・オブ・ニューヨーク」「ケープ・フィアー」
「ヒューゴの不思議な発明」 だけ。
この映画の原作本、 遠藤周作の「沈黙」も読んでいない。
※「海と毒薬」は読んだ
ではクリスチャンか?と言うとそうではない。
そんな私がなぜ観たのかというと、日本人が描いたキリスト教弾圧の物語を、
外国の監督が映画にしたら、どのように料理されるのだろう。
という興味から。 外国人の描く日本・日本人って、やっぱりどこか
違和感がある。例えば、「ブレードランナー」「ウルヴァリン:SAMURAI」
「キル・ビル」などなど。それはそれで興味深いため、期待と不安を感じつつ
観に行ったが本作は、徹底的に江戸時代の日本や、日本独特の泥沼感を再現していて
違和感を覚える間もなく、物語に没頭できた。
また、日本を代表する俳優たち (窪塚洋介、 浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、
小松菜奈、加瀬亮)が、スコセッシ監督のもと、どのように演じるかにも興味が
あった。皆素晴らしい演技だった。
この記事を見ると、浅野忠信はキチジローの役のオーディションも受けていたのか。
浅野忠信のキチジローも観てみたかった。
「沈黙」スコセッシが語る、窪塚洋介や浅野忠信ら日本人キャストは「私の家族のよう」 - 映画ナタリー
本編2時間41分。長いし重い。
長い・・・とにかく長いし重い。これから観に行く方は水分と飴を持参して、
長時間の鑑賞に備えてください。
乾燥しているから、マスクもあった方が良いです。あまりに長いので途中一瞬
睡魔に襲われたことも。 ただ、重いとは書きましたが、もちろんホッとするシーンも。
例えば、隠れキリシタンの村にたどり着き、神父が布教する場面は暗い中でも光を
感じられた。村の女性役の片桐はいりさんが、神父様に言葉が通じてないのに
お構いなしで話すシーンにはちょっと笑いも起こった。
余談ですが、シン・ ゴジラでもほっとするキャラを演じていたはいりさん。
彼女はどの映画でもぶれなくて好きw
私がもしあの時代、あの土地に生きていたらモキチみたいに信仰を貫き殉教することはできず、軟弱なキチジローのようになる。いや、そもそもキリスト教が気になっていても、それをおくびにも出さず生きていくタイプだと思う。
なんてことを鑑賞中には考える暇もなく。もうそれはそれは凄惨なシーンが多く。
特に奉行所で、隠れ切支丹達が踏み絵をしたあとに、加瀬亮が×××される描写は映画館内でも短く悲鳴が起こった程・・・ああああ思い出すだけでも。
不満といえばカイロ・レンじゃない、アダム・ドライバーパートが・・・。
物語の前半は、セバスチャン・ロドリゴ神父(アンドリュー・ガーフィールド)と
フランシス・ガルペ神父(アダム・ドライバー)が常に2人一緒に行動していたのですが、途中別行動を取ります。そしてある瞬間まで、ガルぺ神父の場面は無く。
私は「スターウォーズのフォースの覚醒」で彼を観てから好きなキャラだったため、
その点は不満ちょっと残念でした。が、もしもガルぺ神父パートも描いていたら
おそらく上映時間は5時間位かかったと思いますが。
上映後に拍手が起こった!
そんな重くて長い映画だったけれどエンドロールが流れ始めても席を立つ人が少なかった。皆で江戸時代にタイムスリップしてしまったように放心している感じだった。
そして拍手が起こりました。マイケルジャクソンの「THIS IS IT(2009年)」以来、上映終了後に拍手が起こった場に立ち会ったことがなく。それに立ち会えたのは良かった。会場が明るくなった後、「面白かったね」って言い合っているカップルがいたが
「面白い」の意味はひとぞれぞれだなと。 ぴあの出口調査で点数を 聞かれている人も「95点!いや~良かった」「私は80点」などという 声が聞こえてきた。
私の感想は、凄い映画を観てしまった。現時点では咀嚼しきれないな、です。
何より思ったのは、俳優・女優を生かすも殺すも監督次第!
本作はベテランの出演者はもちろん、小松奈々の演技がものすごく良かった!
言葉や文化の壁がある海外の監督がここまで演技者の魅力を出せるのかと驚きました。
洋服が買えない。
そもそも身に着けるものにこだわりが無い。
なぜだろう、なぜなんだ。
これまでを振り返ってみる。
10代
基本的に制服だったため、私服を考えずにいられて
楽ちん。それに、今でいうカースト下位で
フワフワしていたため、お洒落より漫画やアニメの
世界を楽しんでいた。
20代
制服がなくなり、私服を着ないといけない状況に。
お金がないからSALE品か古着を着ていた。
こだわりもなにもない。
一応美術系の学校に通っていたが、
周りのとんがった格好をよそに
ごくごく普通の浮かない、周りから沈んだ
ファッションだった。
ユニクロ、無印良品かGAのセール品。
30代
飲み代などの交際費や家賃、固定費を
優先して、相変わらず洋服はユニクロか無印良品かGAのまま。
服飾費、何それ?みたいな。
割引きじゃない状態で服を買うと、負けた気がして手が出なくなってしまった。1万円を洋服に使うならセール品の2,000円×5着を買っちゃうタイプ。
福袋に一時期はまったこともあり、ますます
定価で買うなんてことできなくなった。
周りを見れば年相応の装いをした同年代が。
キャリア女性なりの、子育て世代なりの。
お金が相変わらずないけれど、
今年はもう少し頑張ってみようと思う。
それが2017年の決意。
ロクシタン福袋!無印良品福袋!2017年の福袋、何を買おう!
そろそろ福袋の季節ですね。
毎回何かしら買ってしまう。
と思ってたら戦いはもう年内に始まっていた!!
■無印良品福袋2017
来年からは店舗での福袋販売は無くなるそうです。
オンラインショップでの抽選販売でしたが
抽選に外れました。
■ヨドバシカメラ福袋2017
今年からはアプリでも予約販売していましたが
こちらも争奪戦だったようで、サイト自体につながらずこちらも購入できず。
■ルピシアお茶の福袋2017
今年のがまだ残っているため、購入せず。
■ロクシタン福袋2017
毎回店舗では争奪戦になるみたいですが、公式サイトでも
お得度がちがうけれど販売しています。うーん
■タリーズコーヒーの福袋「2017 HAPPY BAG」
今年から購入しています。どんなに人気になっても予約の受付もするし、毎回並ばずに手に入るし、珈琲もおいしいし。まぁ買うのは3,000円のだけだけれども。
■上島珈琲福袋2017「 HAPPY BAG」
こちらは、以前購入したことがあり、その時は珈琲豆2袋、
ボーロ2枚、コーヒー缶、プレシャスカード500円分一枚で2,000円
だったため2017年のは珈琲豆3袋、プレシャスカード500円分で
3,000円。
※ネタバレ全開「インフェルノ」を鑑賞。原作と映画のラストが違う!?
インフェルノを観てきました!
ラングドンシリーズは好きだったので、 映画公開を待ちきれず
原作を先に読んでからの鑑賞となりました。 一番驚いた点は、ラストが
原作とまったく違うことでした。 以下、ネタバレしておりますので
原作・映画とも未読の方は、ご注意ください。
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以下詳細。
原作ではゾブリストの思想が成功して終わりましたが、
映画では何かの力が働いたのか、文字通り水際で
ウイルスの拡散が阻止できてめでたしめでたし?でした。
シエナ・ブルックス、原作と映画の違い
原作:人並み外れた高いIQの持ち主で、その頭脳ゆえ「異星の客」として
孤独な青春時代を過ごした。居場所がなく、自分以外の誰かになりたいと願い、
舞台女優を目指したこともあった。あるきっかけで自分自身を憐れむのではなく、
人々を慈しむことに全力をつくすことに生きがいを覚える。そんな中、人道支援の
活動中に起きた悲劇でゾブリストと出会い、心酔していく。
映画:幼少時から天才だった、と思わせるのはアパートの写真や新聞?の記事を
映したカットと、9歳の時にラングドンの授業を受けたという内容で表現。
途中途中で、おぉ・・・これは天才だと思う点はあまりなかった。フォークや
リモコンを規則正しく並べる描写とか?
ラストシーン、原作と映画の違い
原作:ゾブリストが動画で伝えた日付は、ウイルスが拡散する「日」ではなく
全世界に浸透する「日」であった。つまりあの動画を1日前に観たところで、
もうすでに目的を達成している。目的は人口爆発を止めること。それはすでに
成功してしまっていた。全世界に拡散したウイルスは今生きている人間を殺すのでは
なく、老若男女問わず無作為に「不妊」にするものだった。生めなければ今後増えないから人口爆発は防げる、ということだ。
映画:ウイルスがどのような被害をもたらすのかの細かい描写はない。
イメージとして、皮膚がドロドロしている描写やラングドンの悪夢で表現。
拡散する前に水中で箱に閉じ込めることで、誰一人被害を受けずに助かる。
ラストシーンのシエナ・ブルックス、原作と映画
の違い
原作:シエナはゾブリストが何をしようとしていたかを知り実行を阻止しようと
していた。ラングドンの説得で世界中にまき散らされたウイルスによる被害を
治療するべく、シエナもWHOに協力する。
映画:ウイルスを拡散しようとして爆死・・・。えー・・・。
原作のこの描写、映画で観てみたかった
人ごみで正体がバレないように、シエナがスキンヘッドのパンクロッカーに
変身する描写。 脱いだ長髪のかつらは、ラングドンにかぶせる(笑)。
※シエナは原作では休止期脱毛症で、あの長い髪はかつらだった。
おなじくバレないように、学生たちのグループに、美術教師のシエナと
その兄のラングドンというパターンで溶け込むシーン。 あと、ラングドンっぽい
ところが観たかった。大勢の前でダンテについて講義しているシーンなど、
ラングドン「教授」っぽいシーン。
結論、映画で観てよかった!
色々書きましたが、どちらも面白かった!なにより原作でいくら想像を
膨らませてもフィレンツェの街並みやボーボリ庭園、大聖堂やヴァザーリ回廊
なんてわからないけれど大画面で芸術・文化にどっぷりとつかれて最高!でした。