※ネタバレ注意「ウィンチェスターハウス」怖すぎ!

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Googleストリートビューをキャプチャした。映画通り。怖い。


ィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

劇場公開日:2018年6月29日
上映時間:99分
監督:マイケル・スピエリッグピーター・スピエリッグ、キャスト:ヘレン・ミレンジェイソン・クラークサラ・スヌーク、フィン・シクルーナ=オープレイ、エイモン・ファーレンほか

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※ネタバレ注意「パンク侍、斬られて候」試写会で、ヤバいもの観た。(褒めてる)

f:id:atoyama23:20180624224717j:plainパンク侍、斬られて候
劇場公開日:2018年6月30日
上映時間:131分
監督:石井岳龍
脚本:宮藤官九郎
原作:町田康
キャスト:綾野剛北川景子東出昌大染谷将太浅野忠信豊川悦司永瀬正敏ほか


先日、完成披露舞台挨拶付き試写会に行ってきました!会場に入ると爆音で音楽が流れてビックリ、しかもDJが猿!?まずその時点でヤバい映画というのが分かる!物語の舞台は一応江戸時代だけど、言葉とか小道具とか、そもそも服装も変だから、設定とか気にしない!予告編見ても分かるように、もうそんな細かいことなんか抜き!なんつーの?頭空っぽのほうが夢詰め込める的な!?宇宙と対戦する的な!?全力で楽しめるパンクでサイケな感じの映画!脚本がクドカン、監督が石井岳龍ということは推して知るべし。

物語のベースは、自称:超人的剣客の掛十之進(綾野剛)が自身のある失敗をごまかすために、回りを巻き込んでの世紀のハッタリ作戦を繰り広げるが…という感じ。ただ、そのハッタリという嘘が本当になっていく描写は面白いし、登場人物が全員はっちゃけているし、役者ってここまで壊れないといけないんだ…と驚いた。起承転結は一応あるけれど、二時間たっぷりパンクな世界を堪能できた。というか131分もあったのか。あっという間に過ぎた。疾走感半端ない!!宇宙が砕けますよ。は誇張じゃない(笑)

 
登場人物の個人的なツボ
掛十之進(綾野剛:刺客に襲われた時の殺陣シーン。この人、こんなカッコイイのか!あと、ハッタリがばれる所や、ラストシーン。
ろん(北川景子:周りの男を翻弄する怪しい美しさ。「母性が、むずむずする。」ってセリフも良い!この方もヤバい。本人を間近で見たが、造形の神様が全力でえこひいきしたんじゃないかというレベルの美しさ。オーラも半端ない。そして激しい意志の強さ。
バカ殿じゃなくて黒和藩の藩主(東出昌大:人の意見でコロコロ行動が変わる。軸がない人。言葉を額面通り受け取る人。芸術や芸能文化を楽しめないだろうな。
幕暮孫兵衛(染谷将太:劇中、一番目覚めた人。ある意味天職を見つけられて幸せなのかも。
茶山半郎(浅野忠信:腹ふり党の元幹部。前情報を知らなかったので、私も登場シーンで噴き出しそうになった。 セリフがない役らしいけれども、つまりはアドリブであのセリフ。
オサム(若葉竜也:ちょっと足りないけど超人的パワーを持つ人物。名前を言ってお辞儀をするんだと言われて「名前!!!名前!!!名前!!!名前!!!」って連呼しながらお辞儀を繰り返すシーンや、花火のシーンとか最高!!!
大臼延珍(永瀬正敏:登場人物の中で一番頭がイイ!永瀬正敏は一体いつ出てくるんだろうと思ったけれど、まさかまさかでした。登場シーンはゾワゾワしました。
内藤帯刀(豊川悦司:掛十之進のハッタリを見抜いて利用する策士。声が印象的だし、悪い家老が良く似合っていた。
大浦主膳(國村隼:何といっても猿回しのシーン。あと、舞台挨拶で、この作品でパンクを演じたつもりでしたが、回りの皆がもっとパンクだったといったことを話していましたが、これはまあしょうがない。上記の濃い人達と比べたらちょっとやそっとじゃ太刀打ちできないけれど、ある意味バランスが良かった。普通の人がいないから唯一の救い。
日本猿たち:癒される。女性は皆癒されると北川景子さんが言っていたがその通り。

人に感想やストーリーを聞かれても答えづらい作品ではあるが、
めちゃくちゃ面白かった!!!ってだけは言える。
ぜひ大画面で花火や宇宙の映像を見てほしい。公開したら私ももう一度観に行く!

ネタバレ注意と書いたが、そこまでネタバレはしていないな。ただ、ネタバレをすることでつまらなくなる映画ではないし、テキストで何を書こうがあの映像美や演出は再現できない。が、ブログを書いてて矛盾しているけれど、何も知らずに観に行って驚いて欲しい。

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www.punksamurai.jp

※ネタバレあり「リメンバーミー」華やかで残酷な死者の国

ピクサーの最新作、リメンバーミーを観ました。
いやぁ~最近のアニメのクオリティの高いこと。
二次元なのに、奥行きが凄いし登場人物の肌感もリアリティがある。
水中や光の表現も綺麗で、圧倒されていました。

作品の舞台はメキシコ。年に一度の死者の日に起きた奇跡。
その日だけは死者の国から橋が架かり生者の国へと遊びに行ける。
その条件はお金とかではなく、生者が祭壇に死者の写真を
飾ってくれているかどうか。ということは、有名人やリア充は、
死んでからも有利ということか。特にこの映画は「家族」を
とても重要視しているから独り身や、毒親に育てられて家を
飛び出して死んだりとかしたら死者の国に留まることなく、
消えてしまうかもしれない。まぁもしそうでもいいか。
生者の国に未練がなければ、死者の国に留まる必要もないし。
死者の国に居る時点で、ある程度家族に恵まれているのだ。
(すぐにでも消えてしまうコミュニティはあったけど。)
などと脱線気味で観ていたけれども、かなり面白かった(説得力ないけど)

あと、気のいい相棒ヘクターが、実はミゲルの本当の祖先だと知ったときは驚いた。
ミゲルが憧れていた&祖先だと思っていたデラクルスは、実はヘクターを殺して
曲を奪った張本人だったのだ。

ここのあたりのミゲルの心変わりが正直すぎて若干残酷。
ヘクター「がっかりしたんじゃないか?俺なんかが祖先で」
ミゲル「そんなことない、人殺しのデラクルスが祖先じゃなくて良かった」
というのだ。※セリフはうろおぼえ

物語の三分の二位、デラクルスに心酔していたのに。行動のモチベーションは
いつだって彼の音楽や映画のセリフ(それも盗作だったが)だったのに。
しょうがないけれども。そしてデラクルスの悪事を暴き、ミゲルも無事生者の国に
戻れて、めでたしめでたし。面白かった。

これ、日本が舞台だとしたらお盆だろう。きゅうりやなすに乗って祖先が
あの世からこの世に帰ってくる。そんなアニメがあったら面白そうだ。

リメンバーミーの前にやっていた、アナと雪の女王の短編も良かった。
オラフのまっすぐな愛にはいつも泣かされる。

www.disney.co.jp

にんにくいつ食べるか問題

月曜日からにんにく臭くさせるのは嫌だから食べられない

火曜日は全体会議があるから食べられない

水曜日と木曜日はお客様と打ち合わせだから食べられない

金曜日は土曜日に友達と遊ぶから食べられない

土曜日は日曜日に美容院とか映画とか整体に行くから食べられない

日曜日は明日が月曜だから食べられない

 

みんないつ食べてるの

【ネタバレ注意】グレイテストショーマンで聴けなくて、スリービルボードで聴けたもの

それはオペラ。
そして、二作品に共通しているのは小人症の男性が出てくること。
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さて感想。
グレイテストショーマンは、何といっても歌と踊りに圧倒された。
けれどふと思い返すと、オペラ歌手のジェニーリンドって
紹介されていたけど、全然オペラじゃなかったような。
もちろん素晴らしい歌声だったけど、いつオペラになるのかと
待っていたら終わっていた。少しだけ違和感があった。
で、そのあと、スリービルボードを観たら冒頭がオペラで。
マジか・・・と思ってニヤニヤしていた。
そしてこの作品にも出てくる小人症の男性。おぉ。偶然だなと。
グレイテストショーマンの小人の人は、サーカスの一員だったけれど、
スリービルボードの小人の人は中古車販売店の営業として働いていた。
人生色々。

そうそう、グレイテストショーマンは歌と踊りが予想外に良かったけれど
ストーリーは予告編で観た想像から1ミリも脱線することなく
終わったから驚いた。事実を映画にするとそういうものなのだろうか。
というか歌も踊りも現代的過ぎて。舞台だけ昔にしてる現代劇な感じ。
ストーリー50点、歌と踊り100億点!!!って感じ。

対してスリービルボード。ラストは、正直え!?終わり?と思ったけど
後からじわじわくる。予告編からいい意味で裏切られた。
この作品の舞台はアメリカ ミズーリ州の田舎町。
娘をレイプされて殺された母親ミルドレッドが、
7ヶ月もたっているのに犯人が捕まらないことに業を煮やして
街はずれの道沿いに大きな三枚の看板を出す。

1枚目「娘はレイプされて殺された」
2枚目「未だに犯人が捕まらない」
3枚目「どうして、ウィロビー署長?」

たったこれだけ。

それが街をあげての大騒ぎになる。次第に敵意を表す周囲の人々。
警官=正義の味方のハズが味方を攻撃されるとこうなるのか。。
でも、これだけ読むと怖そうだけど、なんだかこう
全編ユニークというか面白さが漂う。悲劇のような喜劇のような。

例えば、広告屋の青年レッド。自分を殴って二階から突き落として
大けがさせた警官ディクソンが、自分と同じ病室にいることが分かり、
最初は散々彼を責め立てるけれど、最後はストロー付きのオレンジジュースを
そっとテーブルに置いてあげる優しいシーン。

ウィロビー署長が突然血を吐き(末期がんなのです)、直前まで
言い争っていたのに、その時は聖母のような優しさを見せるミルドレッド。

ザコンで人種差別主義者でどうしようもないクズ男だけど、
最後はミルドレッドと共に狩りに行くディクソン。

人の弱さと少しの優しさを痛いほど見せつけてくる
不思議な映画だと思った。

あと、ミルドレッドの男女分け隔てなく鬼畜な所が好き。
登校中、車にジュースをぶっかけられたミルドレッドは
犯人の股間にケリを入れる。男子生徒にも女子生徒にも。

しかしこう、日頃C.S.Iやクリミナルマインドなどの海外ドラマを
観ていたので、あのDNAから犯人が捕まるんだろうななんて思っていたけれど
現実は残酷。警官も優秀とは程遠い感じだし、捜査もちゃんとしたのか疑問。

もう少しまとまった感想を書きたいけれどそれはあとでにしよう。
スリービルボードは久しぶりにブログに書きたくなる作品でした。
グレイテストショーマンは歌と踊りだけでももう一回観に行きたい。
けど、ブログに書く気が起きない。語ることがない映画。
歌と踊りは素晴らしいんだけど(3回目)