※ほんのりネタバレ「セルフレス覚醒した記憶」ターセム・シン監督だったの!?

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ストーリーはとても分かりやすい。癌で余命わずかな富豪(ベン・キングズレー)が
記憶だけを若者の肉体(ライアン・レイノルズ)に転送。52年ぶりの若さを謳歌して
いた。やったね☆だがある日、必ず飲むように言われていた薬を飲み忘れた所、肉体
の前の持ち主の記憶が甦ってしまい…という話。

なんか松花堂弁当みたいな映画。色々詰め込んでしまった。家族愛、SF、ミステリー、
カーアクション等など。これ誰視点で観るかによって随分印象変わる。あの博士の長
年の研究成果を試す相手としてダミアン(富豪)は資金的に良いとしても、マーク
(若者)を選ぶかな。。あれだけの研究出来れば前の記憶がない、それこそ試験管で
作った〝新車”も作れそうなもの。というか、あの博士の奥さんの認知症エピソードは?
奥さんを治そうとして作られた研究とかなら博士が突っ走るのは分かるが。

いや、そんなことより驚いたのが、監督がターセム・シンという点。エンドロールで
初めて知った。彼の映像にかける情熱は半端なく、例えば「落下の王国」の時は13の
世界遺産、24ヶ国以上で撮影、期間も4年を費やしたほどだったのに!映画も全シーンを
絵画にしても綺麗、ストーリーも良かったのに、今作では映像美を感じさせられる箇所
がなかった。あえていうならカーニバル跡地の倉庫らへん?あそこであんな研究するか
なって今度は別の疑問がわいてくるが。

あとラストシーン!メキシコで作れる薬工場のくだりは、あれか、作れるけどあえて
作らず元の肉体に家族を返したんですよ。ってか。あとあの奥さんどこかで見たと思っ
てたがアンダー・ザ・ドームの警官か!あの時も今作も思ってたが声がカスカスしてて
気になった。風邪引いてんのかなー?と思うくらいカスカスしてる。そういえば富豪の
奥さん描写がなかったけど。聞き忘れたか。
filmarks.com
これ読むとNYを支配した頭脳×特殊な戦闘能力を持つ肉体=〈最終兵器〉だけども。
特殊な戦闘能力を持つ肉体だったのか。家族愛あふれる元軍人にしかみえなかったが。