※ネタバレ「ザ・サークル」ラスト!ラストが・・・

エマ・ワトソントム・ハンクスが出演する映画。
観ない理由はありません。

イーモン・ベイリートム・ハンクス
が経営する
巨大SNS企業「サークル」に入社したメイ・ホランドエマ・ワトソン
が徐々にその異常な世界に飲み込まれていく様子を描く。

結論から言うと。なんだか古い。もしこれを7年前に公開していたら
物凄い反響だったと思う。2010年の時点ですでにクラウドがどうたら
言っていたし、facebookはまだPCのみ対応で普及していなかったけど。
四六時中のネット配信も取り立て珍しいことでもないような。

そして何よりあのラスト。
満足げにカヤックを漕ぐメイに近づく2台のドローン。
てっきりオールで叩き落とすのかと思ったのに!
何のんきに挨拶しているんだ?
結局どうしたかったんだ?

異常な企業体質を徹底的に完膚なきまでに暴いて壊すか、
または骨の髄まで洗脳されて、世界の支配者になるか
どちらかに振り切って欲しかった。
中途半端過ぎてカタルシスが得られなかった。
途中で監督が変わったとか?

物語以外は良かったのに。エマ・ワトソントム・ハンクス
ビル・パクストンとグレン・ヘドリー演じる夫婦の様子も。
※お二人の遺作になったとは。wikiで知りました。
ネットが嫌いな幼馴染も、途中でおかしくなってしまう友人の
アニーも。皆、良かった。悪いのは物語だけだった。
本当に!!!もったいない。

gaga.ne.jp

 

※ネタバレ「僕のワンダフル・ライフ」犬目線では最高だけど・・・ 

どちらかというと猫派でしたが、この映画を観て犬も良いなと思っています。
予告編ですでに泣いた私なので、案の定泣いた泣いた。
一人で観ていて良かった。右隣のカップルは彼女が泣いているし、
左隣の女友達同志も泣いている。というかそこら中、鼻水の音とかもするしw

ええと、これは、ベイリーという犬が50年間の間に3回転生した話。
なぜって大好きなイーサンにまた会うため。だと思うが、実は
最初に一回出会う前に死んだ回もあるから、単にベイリーだけが
特別なのだろうか。そこらへんは深く考えないようにしよう。


ベイリー目線で観ると愛が一途でとても面白かったのに、ふとヘンリー目線、
人間パートを考えると随分とご都合主義な。という感じ。

というのはヘンリーは10代の頃に出会った初恋の彼女と一度は別れるのだが
ベイリーが転生して「また」取り持ったおかげで晴れて数十年後に
再会し、再婚してめでたしめでたしとなるのだ。
しかもその時は彼女の主人はすでに亡くなっているという状態。

まぁ細かいことはいいか。と思いつつ結婚パーティーの場面。
彼はスピーチで「美しい彼女が、僕の人生に戻ってきてくれました」と
言ったのだ。※ちょっとうろ覚えですが。。

は???

戻ってきたってなんだよ。。「あなた自身」が彼女を拒絶して別れたのに。

彼女は他の男と結婚し子どもをもうけ、今度は孫が生まれるのを心待ちに
しているような愛のある人なのに、まるでそれは本来の彼女の人生ではなく
彼のところに戻るのが正しいかのようだ。

孤独で寂しい人生を送ってきた彼が幸せになる手段が彼女だったとは。
数十年間の間、何してきたんだろう。。

映画『僕のワンダフル・ライフ』公式サイト

ローガン。さようなら。

ローガンを初めて観たのは、2000年の「X-MEN

若々しくて、雄々しくて。並外れたパワーを

持ちながらそれをどうしたらよいのかわからずに

いたところをチャールズ・エグゼビアこと

プロフェッサーXに拾われた。

 

それから色々なシリーズが作られたが

老いを感じることはなかった。

だってそれが映画という物だからだ。

フィクション、しかもヒーロー物。

そうそうしかもローガンは治癒力もあって不老不死の筈だから。

 

それなのにどうだろう「ローガン」は。

観ていて1分も楽しいと思えなかった。

年を取ったローガンは痛々しく、恵まれし子らの学園では

威厳のあったチャールズは認知症が始まったかのような

弱々しさだったからだ。

 

こんな映画があるだろうか?

スピンオフを作られる位の人気者にこの仕打ち。

映画はフィクションなのに痛々しい現実を観るようで。

 

でも希望はあった。ローラだ。9歳の彼女はローガンの遺伝子を

受け継いだ子。あの子がいたから。

ローガン、ありがとう。

※ネタバレあり!シャマラン監督のスプリット観た

まぁでも、ネタバレも何もラストに
何か大どんでん返しがあるわけじゃなく。
23人格のすべてが見られる訳じゃないから
24番目の人格と言われても。6人位で充分だったような。

 

ネタバレ1

エンドロールの字幕の数が24個。

 

ネタバレ2

シャマラン監督、今作でもちょい役で出演。

 

ネタバレ3

ラスト、ブルース・ウィリスが出てくる。

 

ネタバレ4

続編?決定。2019年?公開。

 

ネタバレあり「美女と野獣」最高、だがちょっと待って。

美女と野獣」良かった。大画面で本格的なミュージカルを観られて、
エマの歌声が聴けて。それだけで1,800円払う価値がある。
2時間たっぷりと、あのおとぎ話の世界を堪能できた。
観た後感想を検索していると絶賛が多いし、私ももう一度観に行きたい位
面白かった。その上で気になった点を。

■全編暗くてよく見えない
ラストに呪いが解けて、明るい煌びやかな城になる。
その素晴らしさをより引き立てるためになのか、
城のシーンはほぼ薄暗い。この暗さは以前観た
マーティン・スコセッシ監督の「沈黙ーサイレンスー」を思い出す。
テレビで流れた予告編の方が明るくて見やすいのには苦笑。
なんとももったいない。

■食べ物が出てこない、またはまずそう。
上に関連して、夕食会のミュージカルシーン。
アニメではとても楽しい。美味しそうなシーンなのに
実写版はなんだかよく見えない。
また、囚われていてお腹すいているベルが初めてごはんを
口にするのにお皿を下げたりするなど、召し上がれという
雰囲気ではない。

食べ物も、スープとパン位しかちゃんと形があるのが
分からなかったような。しかも照明のせいかあまり
美味しそうではない。

■ポット婦人とチップ、アニメの方が生き生きとしていた。
アニメのポット婦人は注ぎ口がちょうど鼻になっていて
身体はどっしりとして頼もしい感じで。
実写は、大人の事情なのか、技術的な面を考慮したのか
筆で描かれた顔が動くのみ。あんまり可愛くない。残念。

■時代背景がよく分からない
アニメでは呪われて結構な年月がたったと
思っていたけれど、実写版では数十年?
というのはラスト、家具にされていた人物が
人間に戻った時、その場に居た村の人が再会を喜んで
抱き合うシーンがあったからだ。せいぜい2、30年?
アニメ版をみると10年位だったようだ。
その間に皆城の事を忘れたのか。

■魔女出過ぎ
ラスト、野獣が死んでしまい、ベルが愛してると野獣に言う
大事なシーン。未亡人に化けていた魔女がいつのまにか
しゃしゃり出て呪いを解く。あれ別に魔女はいらないはず。
むしろやっと2人の気持ちが通じ合ったのに。

■そんなに悪いことした?
そもそも論。そんな呪いをかけられるほどひどいことした?
むしろ人種の分け隔てなく使用人を揃えたり。
野獣になってからなのか、その前からもそうなのか熱心な読書家っぽかったし。
あの時代の人間に珍しくベルの自立を邪魔しない理解ある性格。
一夜のあの過ちは野獣にされるほどの罪だったのだろうか。

純粋に面白かったで終われば良いのに。
大人になると色々疑問が出てくる。それもまた楽しい。